〈中学受験〉男女共学校の魅力〈学校選び〉2/2ページ目

その4 思春期の男子にとってのメリット

男の子をもつお母さんの中には、わが子の異性とのコミュニケーションに心配をする方がいます。男子校ではそこに障害が出てきてしまうのではないかという不安です。この悩みは、家庭で口数が減っていく思春期にはより深まります。

男女共学校に入学させてしまえば、さしあたって処方箋になります。コミュニケーション能力の高い女子と一緒に過ごすことによって、異性と壁を作ることなく付き合える能力が身につくチャンスが増えます。さらに対人関係そのもののスキルも上がるでしょう。

中高一貫校は、昔ながらの受動的かつ一方向的な座学の授業はもちろんじゅうじつしています。その一方で、生徒間の発表と質疑応答そして議論という、能動的かつ双方向的なアクティブ・ラーニングの推進に積極的です。これについては、公立に比べ、私立に一日の長があると言えるでしょう。

【アクティブ・ラーニング】

教員による一方向的な講義形式の教育とは異なり、学修者の能動的な学修への参加を取り入れた教授・学習法の総称。学修者が能動的に学修することによって、認知的、倫理的、社会的能力、教養、知識、経験を含めた汎用的な能力の育成を図る。発見学習、問題解決学習、体験学習、調査学習等が含まれるが、教室内でのグループ・ディスカッション、ディベート、グループ・ワーク等も有効なアクティブ・ラーニングの方法である。

平成28年8月28日第82回総会 中央教育審議会「新たな未来を築くための大学教育の質的転換に向けて〜生涯学び続け、主体的に考える力を育成する大学へ〜(答申)用語集

その4 男女の違いから広がる価値観

その3では男女が一緒にいることの利点に言及しめしたが、一方同じ場所て時間を共有するということは、その違いに気がつきやすくなります。

男性と女性では思考回路や行動パターンに差があることは事実でしょう。社会で生きていくには、その違いを理解し合うことが不可欠です。異性の考え方を知ることによって、自らの人間的な成長もうながせるでしょう。

また社会に出てから異質な存在と出逢っても、男女の違いという多様性を受け入れてきた経験は大いに役立つでしょう。

その他にも異性からの視点を内面化することのメリットはあります。男子のみ/女子のみという環境では、言葉づかいが乱暴になったり、身だしなみが無頓着になったり、マナーが乱れがちになったりすることがあります。その点で共学校では異性の目があるために、自動的かつ自然に節度が保たれるのです。

その5 「男女別学」「男女併学」とは?

男子校/女子校と共学校の間のような形態があることをご存知でしょうか。「男女別学」あるいは「男女併学」と呼ばれる、私立の中高一貫校ならではのユニークなかたちです。

授業ほ男女別々に受けますが、学校行事やクラブ活動は合同で行います。その1からその4てお話をした共学校のメリットを取り入れつつも、男子校/女子校の良さも含むという、いいとこ取りの学校であると言えるでしょう。

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