〈中学受験〉大学付属校の魅力〈学校選び〉2/2ページ目

その4 アカデミックな高大連携

併設大学との連携も大きな魅力です。中学時代から大学訪問をして、大学の最先端の設備を見学することによって、将来へのビジョンを具体的に思い描くことができます。また学問分野の第一線で活躍する研究者は、これからのロールモデルとなるでしょう。

どの大学付属校も、高大連携を利用して、体系的なキャリア教育を実施し、生徒の興味や適性をふまえた進路指導をおこなっています

その5 勉強はします/させます

大学付属校のリスクとして、大学受験がないので、6年間で緊張感がゆるみ、だらだらと漫然と過ごしてしまう点があります。実際、そのようになってしまう子どもが多いのも事実でしょう。その結果、併設大学には進めたものの、希望の学部でなかったり、大学入学後も目標が持たずに無為な日々を過ごしてしまったりする…

併設大学への進学が「約束」されてるとはいえ、注意しなければならないのは、その内部進学率は様々です。ほぼ100%の生徒が進学可能な学校もあれば、50%のみで他大学受験を強いられる場合、あるいはあえて進学しないでより有名で入試偏差値が高い大学にチャレンジする場合など、本当にいろいろです。

したがって内部進学の条件には入念な調査・確認をしなければならません。在学中の成績や卒業論文の評価、資格取得など、一定のレベルに達した生徒しか併設大学にできないのです。大学付属校に、高校の段階で留年している生徒がわずかではありますが必ず存在してしまうのは、そのためです。

一方で内部進学率の低さを肯定的にとらえることができる学校もあります。併設大学にはない学部や国立大学を受験するためです。その中には、学校ごとに条件は異なりますが、内部進学の権利を保持したまま他大学を受験てきる学校もあります。併設大学を滑り止めに利用することができるのです。

ところで、内部進学率が非常に高い学校で他大学受験をするのは、特に精神的に険しい道のりです。学校自体に受験指導の体制が整っていないばかりか、クラスメイトの友だちのほとんどが受験しない環境でのモチベーション維持には相当の意志力が必要でしょう。

その6 トータルで見ると、費用面でメリット

大学付属校は、進学校に比べて、初年度納入総額にせよ、授業料にせよ、より高額になります。その点を気にして受験に二の足を踏むご家庭もあるのですが、大学受験を目指す中学高校の6年側を通じての総額という視点で考えていただきたいです。

進学校に進んだ場合、かなり早い段階で、中学1年生で塾や予備校通いが必要になることもあります。さらに、医学部を目指すなど、明確で高い目標があるのであれば、専門的な大学入試対策塾の門を叩くことになります。

その塾代(予備校代)と交通費を含めると、付属校に支払う6年間の総額より高くなるのではないでしょうか?しかも進学校は将来の大学入学が保証されているわけではありません。浪人をしてしまったら、より予算はかさむことになるでしょう。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする