【中学受験】その言葉は逆効果?!テストの活かし方について知ってほしい<5つのこと>【6年生】2/2ページ目

一番高かった偏差値のわな

「あなたのお子さんは、今、偏差値はどれくらいですか?」

このような質問を受けた時、多くの人がわが子が今までとった偏差値の最高に近い数字を回答されます。

当然だと思います。将来的な期待度も含めると、そこがスタート地点というか、ジャンプ台で、そこからさらに上積みすることが目標となっているのですから…

しかし一方で受験生として自分の子どもを客観的にみるためには、これまでの最低偏差値に注目すべきでしょう。4科目なし3科目、あるいは各教科の、もっともうまくいかなかった試験の偏差値です。

振り返るのは苦い気持ちになるかもしれませんが、現実と向き合う必要があります。弱点の発見につながるので、それが近い未来への糧となると信じて見直してみましょう。

また秋以降は、マックスの偏差値ではなく、ミニマムの偏差値で志望校との距離を冷徹に見定めることも必ずしてほしいいですね。

ただし子どもにはその点を強調する必要はありません。受験生には「自分はできるんだ」という心理にさせるほうが学習意欲が高まります。自信をもたせるためにも、子どもの前では、最低偏差値は禁句です。

偏差値は何種類もある!

多くの受験生が、自分が所属している塾が運営(主催)しているテストや模試を受験して、自分の学力を特定します。

しかし、偏差値というのは相対的な値なので、どんな受験生の層なのか、受けた人数の規模、各塾に¥のボリュームゾーンの差異などによって、大きく変わります。

ある塾のテストで偏差値が60以上だったのに、最難関中学に多くの合格者を出す塾のテストでは、50ちょっとだったなんて、めずらしい話でもありません。

わかりやすい例を示しておきます。関東では、首都圏模試と、サピックスや早稲田アカデミーの偏差値を比べてみましょう。関西では、五ツ木・駸々堂と、浜学園や希学園の公開模試とを比較してみましょう。

そもそも各中学で必要とされる偏差値を大きく違います。一般的には、レベルの高い受験生を母集団とすると、偏差値は低めに算出されます。

自分の志望校とあわせて適切な模試を受けないと、ぬか喜びをしてしまったり、しなくてもよい自信喪失をしてしまったりするので、気をつけましょう。

まだ本番ではない

模試はあくまで模試です。この割り切りは大切です。たとえ素晴らしい成績だったとしても、たとえひどい偏差値だったとしても…

塾のテストは途中経過にすぎません。プロセスにすぎないのです。結果ではありません。あくまで入試本番で最高のパフォーマンスをするための資料でしかないのです。

返却されたテストをしっかり分析して、明日からの勉強に活かしていきましょう。知識や解法の定着度合いとは別に、ぜひチェックしてほしいポイントは以下のようなものです。

・設問にあった答え方ができているか?
・設問の条件を満たしているか?
・誤字脱字はしていないか?
・解答の単位はあっているか?
・部分点を取りこぼしていないか?

悪い意味でクセになっているポイントを確認できるとよいでしょう。そのクセを、「対処療法」でもかまいません、入試本番までに克服に近い状態にしていくことが第一志望校合格につながることになるのです。

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