さて5月のゴールデンウィークも過ぎると、各学校では運動会や体育祭が開催されます。
多くの私立の中高一貫校では、運動会や体育祭が一般に公開されており、来年度以降に入学を希望する受験生とその保護者による学校見学の絶好の機会となっています。
今回は、実際に運動会や体育祭を訪れたときに、こういったところをチェックしてほしいというポイントを5つの項目にまとめてみました。もしよろしかったら、ご参考にしてくださいませ。
なお、秋に運動会や体育祭を開催する学校もありますが、チェックポイントは同様です。
予備知識ゼロ
体育祭に出かける前に必ず守ってほしいことがあります。
お母さんお父さんから子どもに、今から訪れる学校についての予備知識を与えないでください。先入観を持たせないためです。これはとても重要なことです。
これは親の主観をしつけないと言うことでもあります。こうすることによって子どもは運動会をなんの色メガネも無く体感することになるでしょう。
親にとっては、子どもが気にいるか否かについて、好きか否かについて、より正確な情報となります。

生徒の素顔
体育祭では、学校説明会や学校案内からはなかなか分からない、生徒の素顔が垣間見える貴重な機会です。
体育祭の場にはより普段の学校生活に近い、飾らない生徒の姿があるのです。生徒と先生、先輩と後輩の日常の接し方、生徒同士の結束力などを見ることができます。
特に生徒の活躍の様子をよく観察してみましょう。その上で、自分のお子さんと同じようなタイプの生徒はいるかな?、こうなってほしいという理想の生徒はあらかな?、もしも自分の子供が来年の今頃参加していたら…のようにいろいろと考えながら観戦しましょう。
体育祭で互いに協力して1つのことを成し遂げようとする生徒在校生の姿を見ることが、志望校選びの決め手になるケースも多いようです。
チーム≒校風
体育祭では全校生徒がいくつかのチームに分かれて様々な競技に挑みます。
多くの学校で学年を縦割りにするようなチーム分けをします。
高校三年生から中学一年生が混ざってチームを構成するのです。そこでつくられるチームの団結力は、そのままその学校のカラーの一端をあらわしていると言えるでしょう。