5月、6月になると、各中高一貫校は、学校説明会を開催し始めます。説明会は、募集要項等の発表によって次の入試の形式が固まる秋にも開かれますが、この時期は前年度の入試の報告などが中心です。
会場としては、ホテルなどの外部会場の場合もありますが、いわゆる「本校」、つまり学校で行われることも多いです。今回は実際にわが子が通学するかもしれない学校に実際に訪れるからこそチェックしてほしいポイントを考えてみたいと思います。
21世紀的な教育編
チェックポイント
①グローバル教育・理数系教育における、生徒の主体的な学びはあるのか?
②英語・理科の授業時間数の多いのか?
こういった「21世紀的な教育」について詳しく見ていきましょう。
理科

・理科の実験・観察の時間はどれくらいあるのか?
・レポートを書くことが多いのか?
・文化祭での理数系の研究発表はあるのか?その熱心さは?
物理せよ化学にせよ生物にせよ、主体的な学びが実践されているかがポイントです。
その意味で理科実験室の見学はとても重要と言えるでしょう。主体的な学びを実践するような工夫がされているかどうか、もしもできるのであれば、学校の先生に聞いてみると良いでしょう。
仮説を立て、実験や観察をし、その経過をあるいはその結果をレポートにまとめること。こういったお勉強は、中高一貫校ならではの特色であり、大学に入ってからも非常に有効なスキルとなっていきます。
また、大学入試改革においても、そういった経験をもとにした問題が増えていくのではないでしょうか。
英語

・ネイティブの先生とコミニケーションする機会は多いのか?
・留学制度、海外からの留学生は?
・英検などの資格取得は?
・国際系外国語系の大学合格状況は?
・文化祭でのグローバル系の研究発表は?
英語は相変わらず最重要科目です。ただ単に大学受験で大切な科目と言うだけでなく、社会人になってからも英語を学び続けなければなりません。現在の小学生が社会人になる頃には、グローバル化のさらに進展した状況下で、英語はより一般的になっているでしょう。
さらに、これからは海外の大学を視野に入れた進路と言うものを考えるご家庭や生徒も年々増えています。こういった点からも英語は大切です。
そればかりか、第二外国語さえも重要になってくるでしょう。中国語でしょうか、ドイツ語でしょうか、フランス語でしょうか、あるいは韓国語でしょうか。それは人それぞれかもしれませんが、いずれにしても英語のみの人よりも人材として重宝されるでしょう。
さてそういう意味で、中学高校時代にどのような外国語を習得すれば良いのでしょうか?その準備は受験しようと思っている学校に整っているのでしょうか?ぜひチェックしていただきたいです。